Blue10のブログ

歯医者の豆知識を紹介します。

フッ素塗布は効果があるのか?

一般的にフッ素と呼ばれているものですが、本物のフッ素は気体で存在しており微量で死に至る超危険なものです。歯科で使われるフッ素は正式にはフッ素化合物といいます。中でもフッ化ナトリウム(NaF)というものがが使われることがほとんどです。

ただ歯医者に行ってフッ素を塗ってください、と言って危険なものが出てくることはないので安心してフッ素と言ってください。ではフッ素を塗ると本当に虫歯になりにくくなるのでしょうか。結論から言うと効果あります。これはデータが出ており効果があることが証明されています。

フッ素を塗る方法は歯科医院で塗る、歯磨き粉に入っている、洗口液でブクブクするなどがありますが一番効果があるのは洗口液だそうです。洗口液は4歳頃からが推奨されていますがこれはブクブクうがいができないといけないからです。もちろんできればもっと早い年齢から始めたほうが効果が高いです。3つの方法中で歯科医院での塗布は虫が予防の効果は一番低いそうなので歯科医院で高濃度のものを使うより毎日家やることが大事なだということがわかります。では歯科医院で塗るのはあまり意味がないのでしょうか。歯科医院での塗布は4ヶ月から6ヶ月に1回というのが基本になっていますが、それだけで効果が出るというのはすごいことだと思います。毎日のフッ素使用に加え歯科医院でのフッ素を塗ってもらうとより効果が上がると思えばいいのではないでしょうか。定期検診のついでに塗ってもらうのがいいと思います。費用はかかる医院とかからない医院があるのでかかりつけの歯医者さんに問合わせてみてください。

たまにフッ素の副作用を心配される方がいますが実際にフッ素の副作用はあります。

斑状歯と言って歯を作る時期に大量に摂取すると歯に茶色い斑点が出来ることがあります。またさらに大量のフッ素を摂取すると異常に骨が硬化してしまいます。といっても市販されているもので副作用が出る可能性は低いです。お腹いっぱいになってしまって副作用が出る量を摂取できないと思います。

効果が出やすいのは外界からの影響を受けやすい乳歯と、出てきて2年以内の永久歯なので中学生までが勝負です。また外界からの影響を受けやすいということはむし歯にもなりやすいということを忘れないようにしてください。フッ素を塗って安心してしまう人がいますが虫歯にならないのではなくてなりにくくするだけなので勘違いしないようにしてください。一番のむし歯予防は歯ブラシです。