2019-09-01から1ヶ月間の記事一覧
基礎疾患と歯科治療について書いてきたのでもう一つ続けで書きたいと思います。心筋梗塞や脳梗塞、心臓弁の疾患など循環器系の疾患で血液サラサラの薬を飲んでいる人が少なくありません。そんな人たちが注意しなくてはいけないのが抜歯などの外科処置をした…
糖尿病と聞くと皆さんはどのようなイメージをお持ちでしょうか。読んで字のごとくおしっこに糖分が出てしまう病気なのはわかると思うのですが詳しくわからない人もいると思います。詳しく説明すると難しくて長くなってしまうので本当に簡単に歯科治療に関わ…
現在骨粗鬆症で薬を飲んでいる人はかなり多くなっています。特に60歳以降の女性は骨粗鬆症になりやすくその大半を占めます。骨粗鬆症で歯は溶ける?の記事で少し書きましたが骨粗鬆症で歯は溶けませんが歯を支える骨を弱らせる可能性はあります。 骨粗鬆症…
今この記事を読みながらみなさんの上の歯と下の歯はどうなっているでしょうか。上の歯と下の歯が触っているか離れているか確認してみてください。触っている人と離れている人がいると思いますがどちらが正解なのでしょうか。実は離れているのが正解です。正…
セカンドオピニオンとは最初にかかった先生とは別の先生に診てもらって診断や方針があっているか、またもっといい別の治療法がないかの意見を聞くことです。以前はセカンドオピニオンをしたいと言うと信用されていないと思い機嫌が悪くなる先生もいたようで…
たまにセカンドオピニオンで歯が痛くなって別の歯医者に行ったらいきなり抜かないとだめと言われた、抜かずに残せないか。という相談をしに来る人がいます。抜く歯医者は良くないという風潮があり抜くのは良くない歯医者だ、という考えの人も中にはいます。…
よく親知らずは抜いたほうがいのかどうか聞かれることがありますが、人によって異なるというのが答えです。人によって顎の大きさ、歯の生え方が違うので当然の答えだと思います。顎の大きい人は上下の親知らずがしっかりと生えてかみ合っていれば抜く必要は…
8020運動という言葉を聞いたことがある人は多いのではないでしょうか。80歳になっても20本以上歯を残しましょう、という運動です。現在日本ではこの8020を達成している人は50%を超えています。まだまだ増えそうな勢いです。 ではなぜ20本と…
口の中もがんになるのかということですが、口の中もがんになります。 最近認識されるようになってきましたがまだ口の中にもがんができるということを知らない人がいます。がん全体の中のおよそ1%が口腔がんと言われているので比較的希なものだとは思います…
お子さんお指しゃぶりで困っているお父さんお母さんがいらっしゃるのではないでしょうか。小児科で相談すると心の心の栄養だから続けでいても大丈夫と言われることがあるようです。確かに精神的な安定を保つために指しゃぶりをしているのは間違いないと思い…
硬いおせんべいをバリバリと咬む力、あめ玉をがりがりと咬む力はどのくらいあるのでしょうか。もちろん強い人、弱い人の個人差はありますが大まかに自分の体重と同じぐらいの力があると言われています。体重40kgの人は咬む力も40kg、70kgの人は…
たまに「あの娘は八重歯でかわいい」ということを耳にすることがますが本当にそうなのでしょうか。芸能人でも八重歯をチャームポイントとしている人がいるのは確かです。ただかわいいかどうかは人によって感じ方が違うので何とも言えないところです。私の感…
sikatiryoude歯科医院で治療をする際に診断のためにレントゲン撮影をすることがあります。歯科治療をするにあらたり欠かせないものなのですがレントゲンの被爆を心配する人も中にはいると思います。 通常歯科治療で行うレントゲン撮影はがんをはじめとする疾…
一緒に寝ている人のいびきがすごくて寝られないという悩みを抱えている人がいるのではないでしょうか。実はこのいびきの治療にも歯科医師が関わっています。もちろん診査診断はお医者さんがします。そこで治療としてマウスピースを作る必要があると判断され…
「しみるところをよく見たら歯に黒い点があるのでむし歯だと思う」と言って受診する人は少なくありません。黒い点はむし歯かもしれませんがただの着色であることのほうが多いという感じがします。実際それが悪さをしていることはほとんど経験したことがあり…
よく「あそこの歯医者は上手だよ。全然痛くないから。」ということを聞きますが本当にそうなのででしょうか。 腕が悪くて余計な痛みを感じさせてしまうということはあると思います。ただ「痛い=下手」という認識が世間に広まってしまうと下手だと思われたく…
歯科医院で治療をしていく中で保険のものにするか保険のきかないものでやるかの選択を迫られたことがある人は少なく ないと思います。かぶせ物や入れ歯、インプラントなどが多いと思います。さらにその中にもランクがありよくわからなくなり、体のことだから…
骨粗鬆症は60才前後の女性が特になり易い病気です。骨は作ることと溶かすことを常に同じ量行っており見かけの量は変わらないまま新しい状態を維持しています。この均衡が崩れ溶かす量が作る量よりも多くなり骨がスカスカになってしまうのが骨粗鬆症です。…
当院でも歯ブラシを販売していますが、硬さはどうすればいいかよく聞かれます。それよりも治療しながら歯ブラシの硬さを説明するほうが多いかもしれません。基本的に「やわらかめ」か「やややわらかめ」を勧めます。当院にはこの2種類の硬さしか置いていな…
歯を削るときのあの「キィーン」という甲高い音を聞くだけで痛い感じがしてしまう人がいるのではないでしょうか。聞くだけで不快になる音ベスト3に入ると思われるあの音はエアータービン(通称タービン)を使ったときのものです。よくドリルと言われますが…
歯が抜けてしまった人は歯科医院ででインプラントの説明をされたことがあるのではないでしょうか。ではそのインプラントとはどのような治療なのでしょうか。 まず歯が抜けてしまったときの治療法ですが保険でできるものはブリッジと入れ歯です。ブリッジとは…
食育関連で続けて記事を書いてみます。 先日食育についての講演を聞いたのですが疑問に思ったことがありました。簡単な内容と合わせて書いて見ます。 公園の中で日本の食卓の配膳についての話がありました。 ・箸は結界 箸文化の国は世界で3割程度あるそう…
前回の記事で食卓のことを書きましたのでそれに関連することを書きたいと思います。 我々歯科医師はむし歯の治療や予防だけではなく、食育という分野にも専門職として関わっています。 子供向けに食について話をするときにはまず「いただきます」「ごちそう…