Blue10のブログ

歯医者の豆知識を紹介します。

指しゃぶりはいつまでにやめさせる?

お子さんお指しゃぶりで困っているお父さんお母さんがいらっしゃるのではないでしょうか。
小児科で相談すると心の心の栄養だから続けでいても大丈夫と言われることがあるようです。確かに精神的な安定を保つために指しゃぶりをしているのは間違いないと思います。ただ指しゃぶりを続けでいると歯並びが悪くなるという弊害があります。
ではどのようにすれば良いのでしょうか。
日本小児歯科学会では4歳までに指しゃぶりをやめることを推奨しています。つまり4歳までにやめれば指しゃぶりの影響が歯並びに出ないということです。逆に4歳を超えて指しゃぶりをしていると歯並びに影響が出る可能性があるということです。
難しいのは指しゃぶりをどのようにやめさせるかということです。
前述したように指しゃぶりは心の栄養であるため叱りつけて無理やりやめさせると精神的に不安定になる可能性があるため避けたほうがよいです。また指に苦い薬をつけてしゃぶらせないようにするという方法ですが、昔はやっていたようですが現在は効果がないと言われていること、また虐待になる可能性があるため推奨されていません。
推奨されている方法はまず日中は手遊びをたくさんしてあげるということです。手遊び歌、ブロック遊び、砂場遊びなどは手を使うので指をしゃぶっている暇がないためです。またお父さんお母さんがたくさん手をつないであげるということです。布団に入って寝付くまでの指しゃぶりですがこれもお父さんお母さんが手をつないで寝てあげるということが推奨されています。また指をしゃぶる間もなく寝るぐらい昼間にたくさん遊びましょう、とも言われています。
言うのは簡単ですがこれをやろうと思うと相当大変なことです。お母さんは家のことができなくなってしまいそうです。たくさん遊んで昼寝でもされたら悲惨なことになるでしょう。大人が先に寝てしまいます・・・。
目指すのはできることを少しずつやってあげることだと思います。特に日中の指しゃぶりをなくして寝るときだけ指しゃぶりするようにするのを目標にするように説明しています。4歳までにやめるのが推奨されていますが個人差がありますのでその子にあった方法で対処していくのが大切だと思います。心配になったらまずかかりつけの歯科医院で相談してみてください。

追加ですが
おしゃぶりは2歳までにやめるのが推奨されています。おしゃぶりは手遊びをしながらくわえることができるのでやめさせるのが難しいです。まずは寝るときだけにするのを目標にして、そこからだんだん減らすのがいいと思います。